「組織のパフォーマンス」と「モチベーション」は「人事評価制度」次第。官僚を国民のために働かせる法(古賀茂明)を読んで。


官僚を国民のために働かせる法 古賀茂明

★★★★☆

古賀さんの本を初めて読んだ。分かりやすくて面白かった。

増税する前に国家公務員制度改革をしろ!とまんまと思った。w

僕は転職がすごい多いので、たくさんの会社や組織を見てきた。それで、いつも思うのは、「組織のパフォーマンス」と「モチベーション」は「人事評価制度」に一番影響を受けるということ。

当然なのだが。

「人事評価制度」が「その組織のカルチャー」と言ってもいいぐらいで、組織に属するときは、その会社の人事評価制度を聞くのが手っ取り早い。全員が納得できる評価システムはないが、過半数が不満な評価システムは後ろ向きが伝染していく。

組織で生きる人は、組織で評価されたいと普通思う。だから、評価ルールの中で楽な道を探す。

評価にはポジティブなこととネガティブなことがあるけど、難しいのがネガティブなルール。組織を立ち上げるときにネガティブなことを考えたりしない。だからポジティブなことばっか考える。増えるお金をどう使うか、どう分けるか。どう役割分担するか。どんな楽しい仕事をするか。などなど。

でも、長く続けていると、どうしてもうまくいかない時が来る。そのときにネガティブなことを考えないとあかん。
だけど、そういう時期には組織は成熟してるからヒエラルキーがあって、意思決定する人は自分には影響ないように考える。そういう時期をどう乗り越えるかが、上に立つものの器で、組織の力なんやろね。今の日本と官僚はまさにそんな感じ。

古賀さんのこの本は、増税って言う前に、官僚の働き方の見直しが必要で、そのためには官僚の評価制度を変えなあかん、ということなわけです。

ただ、これは会社でも同じ。人の利権にはイラっとするのに、自分の利権は守ろうと思うのが人間なので、人が集まればどこでもこんな感じ。

だから、長く続いている組織はすごいと思う。右上がり経済で継続するのは簡単かもしれない。だけど、経済が落ち込んだり、いろんな市場変化がある中を生き残ってきた組織はほんまにすごい。それはもう人がコントロールしてるんじゃなくて、組織が生き続けているんだから。

そんな組織にはどんなポリシーやルールがあるんだろうって興味がそそられる。これから働き方はどんどん多様化するから、新しい評価の仕方が必要になってくる。組織はルールで最適化できるのか、それともビジョンを求心力にするしかないのかも興味深い。

もしくは、もう組織は存続しなくて、短命なのが当たり前になるのかもしれない。

元官僚の古賀さんが、官僚を国民のために働かせろ!と書いてるのがオモシロイ本でした。結局、情報を隠したり出来ないんだから、正しく生きましょう。

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