世界で結果を出すために、サッカーの中盤選手に起きた変化。


Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2011年 9/29号

「サッカーは人生の縮図」だとオシムは言ったらしいが、僕もそう思う。少し前にNUMBERに香川真司の記事があったので紹介。

P46
あらゆる意味において、香川真司とは新世代のフットボーラーである。
これまでの日本には、彼のようなタイプのミッドフィルダーは存在しなかった。
日本のMFは誰よりもパスが上手かった。
相手の一番嫌なところに、チェスの駒でも置くかのように、さらりとボールを届けることができた。
木村和司も、ラモス瑠偉も、名波浩も、中田英寿に中村俊輔も、これまでに日本を支えてきたMFたちは皆そうだった。

確かにMFが変わってきてる。

日本人はプロセスの職人

ラモス、名波、小野たちはパスに命をこめていた。
キャプテン翼を読んでいた僕らの世代では、中盤の選手ってそういうものだった。

そして、「パスに命を込める」というのがすごく日本的だと改めて思った。

日本は物事を細分化して、組織的に物事を分担するのが得意だけど、肝心のゴールが共有されてないことが多い。そして、各自は、細分化されたタスクをひたすら極めるから、プロセスの職人が多い。

ポジションごとの役割が明確で、得点はFWの仕事、ウイングはセンタリングをあげるのが仕事、ゴールを守るのはGKみたいな暗黙のイメージがあったから、ウイングはセンタリングが得点に繋がらなくても、縦を突破していいセンタリングをあげればいいウイングだった。
だけど、結果にどん欲であれば、いいセンタリングが得点に繋がりにくいと判断したら、自分がシュートするべきだし、その精度をあげるため、シュートも磨いたほうがいい。

結果にどん欲であれば、枠を作らず、何でもできたほうがいい。

香川は、ドリブルもパスもシュートもうまいが、ドリブラーやパサーと呼ばれることはない。日本人の強みであるアジリティー(俊敏性)が際立ったバランスよい選手。

香川のような選手が生まれたのはなんでだろ、彼だけ特別なんだろうか。そんなことを考えてみると、特別じゃないことに気づく。最近、パサーって呼ばれる選手を僕は知らない。

サッカーはゴールを奪い合うスポーツ。若くから世界を経験している選手は自然と結果にコミットしている。

だから、香川が特別なんじゃなくて増えていくと思う。
サッカーは世界を目指してるから。

明確な役割分担で組織的に物事を進めるのは、日本人は得意分野。決められた役割をきっちりこなす。そこに美しさを見いだす人種。

ただ、それじゃ世界には通じないからサッカーの中盤が変わってきてる。
プロセスのパスではなく、目的であるゴールを意識するようになる。

もちろん、昔のMFだってゴールもしてたし、いい選手はたくさんいた。だが、パスのウエイトが高かったように思う。でも、日本人が世界で戦うためには、パスのウエイトよりも機敏性のほうが重要なんだと、最近の代表選考を見ていて思う。

市場と競合を見て、どういう戦い方をするか考える。

これって当たり前のことだけど、市場も競合も変わっていく。だから、たえず変化していかないと置いていかれちゃうのです。

何かの漫画に書いてました。

生き残るのは強いものでなく変化できるもの。

よし、今日もがんばりましょう。

“世界で結果を出すために、サッカーの中盤選手に起きた変化。” への2件の返信

  1. イイネ!RT @ramen4423 ブログ書いた。世界で結果を出すために、サッカーの中盤選手に起きた変化。http://t.co/y6VRzA8Q

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