サッカーは人を育て、人によってサッカーも育てられるもの。やめないよ(三浦和良)を読んで


やめないよ (新潮新書)三浦知良

★★★★☆

中学生のとき、カズは嫌いだった。
なんでかというと、めちゃくちゃ態度がデカかったから。笑

僕が中学1年生のとき、ある大会に当時無名のカズがゲストとして来ていた。
Jリーグが始まったのは僕が大学1年のときだから、まだJリーグも始まっていない。

だれも、カズのことは知らない。

そのとき、中学生相手にフィジカルでガンガンくるカズをみんな好きになれず、
サッカー教室の後のサイン会には誰も参加してなかった。

だけど、その後、中学のクラブ活動ではまたぎフェイントが大流行。
僕はドリブルが大好きなので、試合でよく失敗したものだ。

数年してJリーグが始まるぐらいの時期に、あのときのカズがテレビに出ていた。

あ、あのときの選手だ!

肩肘ついて、グラウンドに寝転んでインタビューを受けているカズ

一番イケイケだったとき。
謙虚さなど微塵もない。
今思えば若かったんですね。

Jリーグ開幕後は、Jリーグ、日本代表を代表する選手として活躍した。
ただ、僕はプレーヤーとしては、そこまで好きなタイプではなかった。

だけど、今ではカズは尊敬する人の1人だ。
こういうとカズは絶対イヤだと思うけど、もうボクの中ではサッカー選手という枠から出ている。
この「やめないよ」という本は、日本経済新聞の連載をまとめたものだが、ちょっとした自己啓発本よりもモチベーションが上がる。

40歳をこえ、今でも現役にこだわるカズはカッコいい。
もう44歳ですよ。
この年齢で現役プロであり続けるのは半端なことじゃない。
ストイックな姿勢、たえず努力する姿勢。一歩一歩積み重ねる。

カズの講演とかあったら絶対聞きに行きたいし、プレーも見たい。

好きなサッカーを続けている。それだけ。

それがカッコいい。

それだけのことが難しい。

挫折が彼を変えたんじゃないかと勝手に思う。
それがよかったのかどうかは分からないけど、挫折も人を魅力的にする。

結果よりも、人として魅力のほうが大切だと僕は思う。

ワールドカップには出ていないけど、諦めずにプロにこだわる。
何が成功か分からないです。

1日も長く現役を続けて欲しいし、カズを見にスタジアムに行こうと思います。

諦めず続けていたら何が起こるか分からない。

楽しむことの大切さを教えられる。

ボールをまたぎ続けてほしい。

僕も5年後の自分が5年前を振り返ったら、あの時は若かった、と思えるよう日々精進します。
そんな感じで積み重ねたら、おじいになったときに何が見えるのか興味津々です。